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桜花自動車の日常は素敵です。
整備、車検、販売、買取、磨き、どれにおいても最高の仕事を心がけております。
2024年はブログが更に充実するよう工夫を重ねていきます。

のぶちん整備日誌

「うぉぉぉぉ!やっちまったー!」20プリウス NHW20 ナンバー灯電球交換作業 長野県安曇野市 整備工場 桜花自動車 のぶちん整備日誌1

寒いですね。寒いと言うから寒いんですよ。
言うから寒い訳ですから 言わなきゃいいんですよ。
って事で 「寒い」 って言ったら罰金というルールになりました。

みなさんお元気でしょうか 整備士のぶちんです。
いやー こう毎日さむ・・・・
「涼しい」と いい加減滅入りますなぁ(あ、危なかった・・・)

☆彡


さて、そんなんで 20プリウスのナンバー灯電球を交換していきます。
この車は比較的いいクルマなので 外側からレンズを外してパッカーンとかはできません。
中からやっていくんです。
内側から攻めます。
内面を責めます。
表向きの顔ではなく 普段は見れない裏側を 突いていきます。
ふふふ・・・・

こちら テールゲートの内装ですね。

プスっとはめ込むダボのようなクリップで しこたま固定されています
外す方法は「丁寧にひっぱって外す」んです・・・が
こう寒いとプラスチックも若干固くなっていまして割れちゃう危険性があるので 
今日は天気がいいので外でしばらく太陽に当てておきます。
冬の日でも 太陽の光はポカポカとあったかくていいもんです。

温まるまで しばらくウロウロ・・・・
こんな 表示を見つけました。
ふーん・・・ゴルフなんてしないからわかんねーや。

お?そろそろ温まってきたな・・・

と言った所で 引っ張ります!!
一か所外して 奥が見えたら もう一つコジッて・・・ の繰り返し。 

取れました。
さてこれからは 工場の中に移動して作業です。

本当ならこの段階で コネクタを外してバルブホルダーだけくるんと回して
電球を交換するのですが
経験上 ぜttttttったい回らないので レンズごと外します。
プライヤーでつまんで回すという方法もあるのですが 
経験上 変な方向によじってしまって ぜttttttったいに割ります。
なので レンズを外します。
レンズはほんとうにもう スポンと外れます。

まぁ そのためにガーニッシュ部分を外さないといけないんですがね。
一手間増やして危険性を減らすってのも ウデのうちなんじゃないですかね。

ここまでくれば 力いっぱい捻れば バルブホルダーは外れます。

このね クルッ カチッ の部分が 固いんですよぉ。
さてさて 電球は 左側が切れていましたが 両方交換します。
点灯時間が同じなんで そのうち切れます。
そうしたらまた同じ作業しないといけないんで 今のうちにやっときます。
予防整備というやつです。

無事 電球も交換しましたので
「組み立ては逆の手順」理論で
バルブホルダーもパチンとはめて
レンズもスコンとはめて
ガーニッシュも取り付けて

さぁぁぁ! 内張りつけて 完成じゃー・・・・・

ん?
んんん?
なんか・・・あれ?

うぉぉぉぉ!やっちまったー!!クリップの土台が!!もげちゃったー!!
うわーん(泣)そうならないようにと思って 外であっためてたののにぃぃぃ!

くぅぅ・・太陽なんか信用しちゃだめだぜ・・・・

まーでも やっちまったもんは仕方ない。(内張りって結構高いんだよなぁ)
今後に生かすべく 前向きに行こう。(今頼めば午後イチ間に合うかなぁ)

ふぃぃぃ・・・(意気消沈)

ん?
んんん?

あれ?

おいおいおい!接着剤で修理した跡があるじゃんよ!!
って事は?オイラの前にこ こをバラした人がいて
バキツとやっちゃってたってこと?
そうだよね? そうだよね! それでいい?

諸君 太陽は我々を見捨ててはなかったのだ。
ありがとう 太陽。

さてさて 接着剤なんてセコいものだと
今回のようにまた取れちゃう可能性があるので
ウチでは「ホットステープラー」という道具で修理します。

こんな道具でして

ジグザグに曲げた針金を 溶け込ませて 接合するというものです。
これすごくガッチリ固定できるんですよ。いやもうビックリするくらい。
割れちゃったバンパーとか これで修理しますね。
難点は結構ガビガビしちゃうんで見えるところには使えません。
今回も裏側だったから 使いました。
という所で 今度こそ 「組み立ては逆の手順」 でした

☆彡

今回のように 意図せず割れてしまったり 欠けてしまったりという事は 多くはないですが あります。
別に いい加減にやっている訳ではなく 注意しながらやっていますが それでも 起こります。

特にプラスチック部品は 継時劣化で脆くなりますので
今回のような事は起こりやすいですね。

不可抗力と言ってしまえばそれまでですがね。
そもそも 割れたのがいけない 割ったのが許せない
という方には向きませんが
年々 補修材や部材 工具は良い方向に進化しています。

それらを駆使し修理をし よりよい結果になるように 努力しています。
破損の可能性があるから 修理や整備を受けない という事業場もありますが
それは自動車業界がよくなりません。

それも含めて 「よりよく」 してくのが我々です。

【おまけコーナー】

「21世紀に間に合いました」が売り文句だったプリウスですが
あー まだ20世紀だわー 的なのが コチラ

「MDオーディオ~」(ドラえもんの声でお願いします)

いやー デジタルメディアの戦国時代に 一世を風靡したMDオーディオですが
今や 祇園精舎の鐘の声しか流れてきません。

そ・こ・で

都はるみさんの名盤を聞いてみました。
しみるわぁぁ・・・・

おまけコーナー終わり。そろそろお昼ごはんです。