整備士のぶちんです。最近は100均の老眼鏡が手放せません。
さてさて、本日は・・・
走行中、「シャリン・・シャリン・・」と音がするというご相談。
多分、「車輪」から音が出てるな。(笑う所ですよ)
☆彡
なんて事はさておき、試運転の結果、後ろから聞こえます。
という事はリアブレーキだなと、リフトアップしてタイヤを外すと・・・
おぉっ。ブレーキディスクのフチに錆が来てますな。
なんかシマシマも見えるのでディスクを外してみましょう。
ディスクのシマシマは、あまり乗らない車によくあるブレーキパッドが当たっていたところですね。
湿気がたまってこんな風になって錆が育ちます。
錆は意図せず育って膨らんで、人知れず崩れていって不規則に干渉します(文学的)
まぁつまり、パッドに当たったりそこらに絡まったりするわけです。
鉄だから錆びるのは抗えません。
こうなったらもう、当社の誇る最新設備「ブレーキディスク研磨機(通称:ブレーキ太郎)」の出番です!!!
ディスクを外してシャクシャクと軽快に表面を削って均していきます。
ブレーキ太郎は大変優秀で、ディスク研磨に特化した旋盤でして
裏表両方を同時に研磨できる上、仕上がりも綺麗だという優れものです。
ブレーキパッド交換時にもお勧めしている作業工程です。
効きもさることながらしなやかなタッチとなり運転もしやすくなりますよ。
(削り代に限界があるので、あまり傷んだディスクは研磨ができない場合があります)
ディスクを交換する場合と比べると、研磨はとても安上がりでおすすめなんです☆☆☆
おぉ・・まるで新品みたいじゃないか。
あとは組付けて・・・
試運転にて音が解消しているか確認して・・・
という所で「車輪からのシャリンシャリン音」はきっちり消えました。
錆に当たっていたブレーキパッドはこんなんですが
これくらいなら荒い紙やすりで段付きを取って使います。
交換してもいいですが、まだもったいないくらい厚みがあるので。
という所で作業完了です。
☆彡
そんなに大きなトラブルではなかったですが
これで快適に運転していただけるなら我々もやりがいもあります。
ありがとうございました。